
20代で投資を始める人の割合は「平成30年度証券投資に関する全国調査」調べでは1割すらいないです。みんながやっていないからという理由で始めないのはもったいないです。今回は基本である投資と投機の違いについて説明し、早く始めるメリットなど20代のオススメ資産形成をお伝えします。
投資と投機の違いとは
投資という言葉が良く使われていますが、資産運用・資産形成では投資と共に投機という言葉が出てきます。この2つの言葉は似て非なることから混同しやすいです。これから詳しく説明するので、投資と投機の区別をつけましょう。
投資とは
直近の値動きに動じず長期的な視野で資金を投じ利益を狙うことです。
と書かれています。例えば株式などで将来的に成長を見込める企業があった場合、利益を目的とした出資は投資と言えます。不動産でも同じことは言えます。
つまり投資とは安定が見込まれるものに長期的運用で資産を拡大させることから、初心者の方にオススメなのです。
投機とは
値動きが不安定なものに資金を投じ大きな利益を狙う短期取引です。辞書では
と書かれています。例えばFXなどの短期取引(スキャルピング)も投機と言えます。仮想通貨でも同じことが言えます。

仮想通貨やFXでも長期運用
であれば投機ではない!
つまり投機とは不安定でも当たれば大きな利益で資産を急拡大出来るが、失敗すれば大きな損失を生みます。ですので初心者の方にはオススメはできません。
なお、筆者は最初からFXに臨み100万以上の損失を出しました。詳しくは以下記事から↓
20代からの投資 デメリット・メリット
なんとなく投資が長期運用でゆっくり稼ぐものだと分かったと思いますので、デメリット・メリットに入ります。
投資のデメリット
- お金持ちになるには時間がかかる
- 資金力で資産拡大力が変わる
①は長期(5年以上)で運用することから2~3年でお金持ちにはなれません。ですが年数を重ねていく毎に複利効果などでお金がお金を呼び後半では簡単に100万・1000万を増やすことが出来るでしょう。
②投資は資金力が大事です。最初から1000万用意できる人と10万しか用意できな人が同じ時期に始めれば前者の方が有利でしょう。20代であれば資金力がないのも当然ですが、毎日少額の投資資金がお金を稼ぐ力や守る力を身に付けることに繋がり、資金力を上がっていきます!


その少額が時間を経て
大きくなるのは間違いないからね
投資のメリット
- 数十年後には複利効果でどんどん資産が増えていく
- 毎日値動きを気にしなくても大丈夫
- 失敗しても復帰できる
①長期運用では福利効果が最大限あなたに味方します。


これは積立×長期×複利効果からなる資産推移です。
(毎月5万円×40年×年利3%運用)
積立×長期だけでは、このような青の運用益になりません。複利効果が加わって後半からの爆発力に繋がります。なので投資の 積立×長期×複利効果は確実にお金持ちになれる方法の1つなのです。
②毎日の値動きを気にする必要はありません。長期の将来性・成長性を見込んでいるのですからね。ゆっくり待てばいいのです。この空いている時間に副業にチャレンジしてみるのもいいですし、恋愛や友情を育むのも素敵だと思います。


でも数年に1度はある暴落や世界情勢が
危機に陥った時は気にしてください!
③資金が尽きることはないです。成長性もなくなった投資先であれば決済して損をするかもしれませんが投機と比べて安定した値動きだと思いますので損失も限られています。そういった面のおかげで投資の再起を図ることが出来るんですね。
資金が尽きないと申しましたが1つだけに集中投資して倒産などすれば当然資金は0になります。そこを踏まえて投資先を分散させる分散投資も織り交ぜてください。


投資の基本は長期・分散・積立!
複利効果もあれば尚ヨシ!
20代からの投機 デメリット・メリット
続いて投機です。投機の世界で活躍されている方は沢山いますが、投機で人生を終わらせた方も大勢います。20代であれば、再起可能ではあるものの失うものが多いのが現状です。投資で確実に資産を増やせて余剰資金で投機するのであれば投機も視野に入れていいでしょう。
投機のデメリット
- 失敗すれば大損失
- 損失は膨らんでいく
- 取引中はチャートにはりつけになる
①投機先は主にFXや仮想通貨が選ばれやすいです。いずれも値動きが大きいのが特徴です。そこに一発逆転をかけて投機するのはもはやギャンブルと同じで20代の初心者がとても成功を収めるには難しすぎます。当然そのような賭けは自らの首を絞め大損失をくらうのです。


最悪借金もあるから
要注意だね!
②短期取引のため、取引数は投資に比べて多いですし決済はもっと多いです。それを損失が出ているから塩漬けすれば損失はどんどん増えロスカットされることもあるでしょう。
そのために機械的な取引が必要です。損失が一定数超えたから決済(損切り)など機械的に行わなければいけません。20代という大人になったばかりの人が感情を押しころした機械にはなれません。投機は余剰資金がある時だけにしてください。
③投機は暴落に巻き込まれないように逆指値を置くか画面にはりつくことになります。ですが暴落時に逆指値の注文が通るのか、画面にはりついてもすぐ損切りできるかというと20代の初心者には難しいです。
やはり投資で力を蓄えてから余剰資金でチャレンジするのが無難だと思います。
投機のメリット
- 少ない資金力で大きく稼げる
- リスクヘッジとして活用できる
①投機のほとんどではレバレッジ取引が可能です。レバレッジとは投資資金を何倍にも増やして(架空的ではある)取引できるものです。
なので日本国内のFXは25倍まで外国のFXは1000倍までレバレッジをかけて取引できるのです。1万円を1000万円として取引できるのですから資金力が少ない20代にはとても魅力的に見えますよね。


反対もしかり
その分損失も大きくなるよ!
②リスクヘッジとして活用できます。例えば皆さんが電力会社に投資しているとします。電力業界はエネルギー価格と逆相関ですが、エネルギー価格の急騰が予期される時に黙って投資を続けますか?
投資家であればこの時も資産運用のチャンスと考えます。一つの方法として発電燃料の石油に投機すれば、予期通りエネルギー価格が上がっても石油の投機で利益が出ます。
予期が外れても電力会社の投資で株価安定や上昇もありますから利益が出ます。ですので、どう転がったとしても片方の損失を片方の利益で相殺することが可能なのです。
特に投機で利益が出た場合は石油の価格が落ち着くまで保有し決済。その後は電力業界の株価上昇で電力会社の投資で利益が増えていくことから利益を相殺せず投資と投機どちらとも利益を得られます。ここまで上手くいけば最高ですよね。


投資と投機のハイブリッドは
資産拡大に役立つね!
20代のオススメ資産運用は3つ
20代の社会人であれば学ぶことが多く、時間にも追われることでしょう。また、せっかくの20代趣味に没頭したり情熱的な恋愛に時間を注ぎたいですよね。
そんな方に2つおすすめの資産運用をお伝えします。最後の1つについては時間がある方向けの運用方法となっています。
時間がなく情報収集ができない人
投資1本のインデックス運用で大丈夫です。20代30代では旅行や経験にお金を使っても老後の資金も準備できますし、資産運用も投資年数が上手くごまかしてくれます
この資産運用があっていると思った方は最初から最後まで人生を謳歌できる方です。お金の心配はお金に解決してもらいましょう。
時間があり情報収集できる人
投資と投機のハイブリッドでチャンスをつかみましょう。時間があれば投機先を調べてリスクヘッジに活用できないか調べられます。
ハイブリッドの場合は以下記事が参考になると思います。
投機は余剰資金からはじめてコツをつかんでいくことをオススメします。前者より2倍のスピードでお金持ちになれますし人生100年時代です。
40代以降でお金持ちになっても旅行は楽しめます。それに老後資金+大切な人に残せるお金もあるんですから最高の幕引きも迎えることが出来るでしょう。
まとめ
- 投資は直近の値動きに動じず長期的な視野で資金を投じ利益を狙う
- 投機は直近の値動きに動じず長期的な視野で資金を投じ利益を狙う
- 時間がなく情報収集が出来ない人は投資のインデクス運用で大丈夫
- 時間もあって情報収集が出来る人は投資と投機のハイブリッドで遺産運用
投資は
- お金持ちになるには時間がかかる
- 資金力で資産拡大力が変わる
- 数十年後には複利効果でどんどん資産が増えていく
- 毎日値動きを気にしなくても大丈夫
- 失敗しても復帰できる
投機は
- 失敗すれば大損失
- 損失は膨らんでいく
- 取引中はチャートにはりつけになる
- 少ない資金力で大きく稼げる
- リスクヘッジとして活用できる
まず20代で投資&投機を始めた時点でお金持ちになる確率はグンと上がっています。ですので、遊びが一番大事!と思っている方でも資産運用は始めた方がお得です。
20代の少ない資金力でも将来大きなお金になること確信して投資を始めてほしいのです。お金に困らない人生を一緒に送りましょう!
今現在を楽しみ将来を楽しむ、最高じゃないですか。
最後までご拝読いただきありがとうございます。みなさんの投資生活に幸あれ!!
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