
アセットアロケーションって聞きなじみのない言葉ですよね。ただ、みなさんが長期投資を行っていく上では大事なことですので理解して実践しましょう。
アセットアロケーションの役割とは
アセットアロケーションとは日本語で資産配分と言います。
運用資産をどの資産にどのぐらいの配分を行うかを決めるのですが、決め方は千差万別で資産状況やリスク許容度、年代、運用目的など多岐にわたります。

こちらの画像のように、あなた自身で資産配分します。
もし、この設定をせず長期投資を行うとどうでしょう。
・分散投資が活きないほどの資産の偏り
・年齢や目的を無視したハイリスク投資
以上の事が懸念点として挙げられます。
そのようなことが起きないように予め設定した資産配分で投資をすることで適正なリスクによる分散投資になります。これがアセットアロケーションの役割です。
長期的に資産を増やしていきましょう。
デメリット・メリット
デメリットやメリットは付き物ですが、把握していれば対策できることやメリットをさらに活かすことも可能です。ぜひ、確認してみてください。
デメリット
- 分散投資を活かす考え方なので爆発的に資産は増えない
- 資産配分の配分変更(リバランス)を定期的に行わなければならない
メリット
- 逆の動きをする資産を持つことで長期的に資産を増やし続けられる
- 暴落が起きても資産の損失が少ない
- 運用成果はアセット・アロケーションで決まる
以上がデメリット・メリットになります。
筆者は資産は長期で増やしていくものと考えていることや面倒ごとでもやってのける性格からデメリットはほぼないようなものです。
どのぐらいの資産の種類があるの?
日本 | 先進国 | 新興国 | |
株式 | 日本株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
債券 | 日本債券 | 先進国債券 | 新興国債券 |
REIT | 日本REIT | 先進国REIT |
上記がよく例に挙げられる資産の種類です。
日本株は触ってないよって方には日本の列を米国等に変えても構いませんし、仮想通貨やコモディティも投資対象に入れたい方は組み込んでも大丈夫です。
たくさんの資産に分散した方がリスクは抑えられますが、管理や資産の伸びしろにも影響します。
初心者の方は多くても8本程度に抑えておきましょう。
配分の考え方は?
よく言われている配分は年代分の割合で安全資産で運用し残りはリスク資産です。
例:30代であれば
安全資産:20%
リスク資産:80%
若いうちは失敗してお金を失うことになっても有り余る労働力や今後の投資の時間が解決することからリスク資産の比率を大きくしています。
そして、高齢なるにつれ安定した資産で老後を迎えるため債券といった安全資産の比率を上げていくのです。
しかし、筆者自身はもっとリスクをとっても大丈夫と考えているので債券割合は0%にしています。ここについては個人の考えを尊重しても大丈夫です。
ここから更に配分する
上記では安全資産とリスク資産の割合を決めたにすぎません。
それだけでもアセットアロケーションと言えますが、もっと投資先を分散させましょう。
安全資産は債券の中でも国内・先進国・新興国に分かれていますが、初心者の方は気にせず決めてください。資産の増加はリスク資産がもたらせてくれます。安全資産はどのような状況でも資産を守れればいいのです。
次にリスク資産の配分です。ここで資産運用の良し悪しが決まります。
若い方であれば攻めた資産(新興国株式など)の割合を増やしてもいいかもしれません。年齢を重ねていく毎に堅実な運用になるよう再配分すればいいですからね。
以上が考え方でした。ここについては、色んな意見があると思いますが目指してる資産運用像をそのまま当てはめてもいいと思います。一番ダメなのは何も考えず人任せにする事ですからね!
まとめ
- アセットアロケーションとは資産配分のこと
- 決めないことで資産の偏りが起きる&ハイリスク投資になる
- デメリット:定期的にリバランスを考えないといけない
- デメリット:分散投資なので爆発的に利益は伸ばせない
- メリット:逆の動きをする資産を持つことで長期的に資産を増やし続けられる
- メリット:暴落が起きても資産の損失が少ない
- メリット:運用成果はアセット・アロケーションで決まる
- 大まかな資産配分は年代=安全資産の割合で運用する事
- 細かな配分では若ければ攻めた資産の割合を増やそう
アセットアロケーションを決めることが苦痛な人・楽しい人に分かれると思います。楽しければ問題ありませんが苦痛な人は腰を上げるのがやっとだと思います。
ただ運用成果は1986年アメリカの学者ら3名が運用成果の9割はアセット・アロケーションで決まると述べられています。バンガード社もそれを裏付ける検証結果が出ました。
目先の面倒に騙されず、未来でのお金持ちを想像して早く決めましょう!
働くお金たちも喜びます。
それではご拝読ありがとうございました。
投資生活に幸あれ!
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